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2011年4月24日 (日)

私たちが死刑評決しました。

カリフォルニア州の平和な田舎町で暮らす、

妊娠8ヶ月の妻が失踪。

彼女とおなかの中の子供が無残な姿で発見されたのは、

彼女の夫が釣りをしに行っていたという浜辺だった・・・

全米を巻き込んだこの失踪・殺人事件の裏側を、

この裁判の陪審員達の側から描いた真実の物語。

普通に暮らす普通の人々が、

裁判の評決を下す・・・

この重み、この苦しさ。

裁判に関わった人々は、評決が終わった後も、

トラウマやフラッシュバック、

または見知らぬ人々や知り合いに裁判について面白半分に聞かれることに悩んでいるという。

日本では始まったばかりの裁判員制度。

裁判後のアフターケアとして、

無料カウンセリング等を検討しているらしいが、

このケースでは、陪審員の彼らにカウンセリングはなく、

(確か、この市か州にそういう制度がないため)

監禁状態に近い裁判期間の後、

まるで打ち捨てられたように現実に戻される彼らの苦悩が痛々しい。

誰が巻き込まれるか分からない、このシステム。

選ばれなかった他の人は好き勝手に騒ぐが、

これはたまたまその人が今回は関係がなかった、

というだけの話であり、

いつかは自分に同じような状況が降りかかるかしれない、

ということを完全に忘れている。

好奇心のままに騒ぎ、詮索する周りの人々は、

そのことを愚かなほどに露呈しているということだ。

裁判員制度が始まったことで、

これから私たちは裁判沙汰になる事件について、

今までと違った見解を求められていると思う。

ニュースを見ながら、

これはどこか知らないところで起きた、

なんだか分からない事件だ。

と言って無関心ではいられないということだ。



人が人を裁く、ということの信じられないような重み、

それから、

時に自分の人生さえも覆すような判断を突きつけられることへの、

もがきたくなるような苦しさ。

そういうものに圧倒された本である。

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