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カテゴリー「本(時代物的なもの)」の17件の記事

2012年2月11日 (土)

深川にゃんにゃん横丁 2011年10月3日読了

江戸の下町、決して裕福とは言えない裏店とおり。

野良猫が集まり、住人も猫を飼う者が多いことから

「にゃんにゃん横丁」と呼ばれるこの通りの管理を任された徳兵衛を中心に、悲喜こもごも、所々猫にちりばめられた短編集。

徳兵衛ははっきり体験していないのだが、

人づてに「るり」という白猫がしゃべった、という話を時々聞くのが面白い。

死に際にふいと姿を消す所とか、

数々の怪奇話にそれらしく登場する所とか、

猫は犬よりもなんだかミステリアスな感じがする。

人が泣いたり笑ったりしながら生きているのを横目で眺めて、

「ふーん」という感じで顔を洗っている気がしないでもない。

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2012年1月27日 (金)

よろずや平四郎活人剣 2011年9月27日読了

武家の子とはいえ、妾腹で冷や飯喰らい。

いたたまれずに実家を飛び出した平四郎は、

食うに困ってよろずやを立ち上げる。

喧嘩仲裁、探し物、取り戻し物、なんでもござれの平四郎が、

江戸の街の人々を助ける物語。

江戸物の何がいいって、

人情と風情。

書いてあることは現代にも通ずる、人の悩み。

(書いている人が現代の人だから、っているのはあるだろうけど)

結局時代は変わっても、人は同じようなことで悩んで、

同じことで喜び、同じことで幸せを感じながら人生を生きていくんだろうなーと思う。

役人をする兄の関係で、国家の陰謀へもちょくちょく関るくだりがあり、鬼気迫るちゃんばら場面も散りばめられ、

飽きずに読める長編でした。

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2011年12月 7日 (水)

雷桜 2011年8月21日読了

庄屋の家に生まれた待望の娘。

初節句の嵐の日に連れ去られた彼女は山で育ち、

少女になって元の家に戻って来る。

その村に、少女の兄が仕える将軍の御子が療養にやってきた・・・

読んでいて、ディズニーの「ポカホンタス」を思い浮かべた。

全く違う境遇の二人は、それぞれの道を選ぶ。

どんなに必要としあっていても、それぞれの人生を生きるしかない。

宇江佐さんの物語は、短いスパンだけでなくて、

登場人物の人生を長く書く所が面白い。

それぞれが、どのような生き様を見せていくのかを読むと、

なんとなく、余韻がさらに伸びるようで・・・

51seekcbqhl_bo2204203200_pisitbsticはい。アマゾンから持ってきましたこのイメージ。

宇江佐真里 著


2011年11月15日 (火)

ちぎり屋 2011年8月5日読了

下働きをしていた呉服屋の跡取り息子と駆け落ちし、

江戸から小樽に移り住んだおもんの開いた居酒屋、ちぎりやをめぐる人々の話。

小樽で暮らす著者ならでは、旬の食べ物や町の風情などが目に浮かぶような描写。

ちぎり屋を中心に、10何年分の月日の流れ・人の流れを書いている。

駆け落ちした相手をたった3年でなくしたおもんが、

誰かをうらやんだり、おもんぱかったり、悔しがったり、

陰で泣いたり、ほっとしたりしながら様々な客と出会い、

またそれぞれの客もそれぞれの人生を生きていく。

人生、楽ありゃ苦もあるさ。

そんな感じだ。

居酒屋って、いろんな人が来ては去っていく。

それぞれのお客の人生に直接関るということはほとんどなく、

でも、その一端を垣間見られる生業。

自分も一緒にするめでもかみながら、

ちぎり屋の止まり木の端っこでお酒を啜っている感じがしてくるような話です。

ちぎり屋
Book
ちぎり屋
著者 蜂谷 涼
販売元 講談社
定価(税込) ¥ 1,890

2011年11月10日 (木)

寂しい写楽 2011年7月30日読了

お抱え絵師に去られた版元、

妻に先立たれた戯作師、

妻子のために唐辛子売りをする絵師、

侍の地位を捨てた上方の男・・・

そんな男達が集まって、

謎の絵師の絵を世に出す、という話。

それぞれが、現在有名な人達である。

本当にあったことなんだろうか?

とくに、彼らが出版を手がけたのが、写楽だった、ていうところ。

今でこそ、知らない人もいない人だけど、

当時は気持ちが悪いと全然売れなかった、と作中にある。

人生に少しずつ絶望したそれぞれが、

一縷ののぞみを見、起死回生をはかって挑んだひと時の夢。

夢が夢に終わった後、彼らに何が残ったんだろう・・・

寂しい写楽 Book 寂しい写楽

著者:宇江佐 真理
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年10月12日 (水)

恋いちもんめ 2011年7月21日読了

水茶屋の娘・お初と青物屋の息子栄蔵の恋物語。

この人は、現代でも通ずるようなプロットを江戸ものにしたてるのが得意だなーと思う。

このまま、現代に舞台をうつしたら、ちょっとどろどろだけど、

NHKの朝ドラになりそうだもん。

それか、民放の昼ドラ。

女性が書いてるからこそ、だろうけれども、

出てくる女性達のリアルなこと。

美醜とか、家系とか、年齢とか、そういういろんなことで悩む女の気持ちをいろいろ書き分けてて、ほほおと思う。

全くの善人も出てこないし、全くの悪人も出てこない。

それぞれがそれぞれの人生を一生懸命生きる余りにぶつかってしまう。

以前は「なんで、あの人ってこうなの??」って憤然としていたけれど、

「ああ、あの人もあの人なりにベストを尽くしてるんだろう」って最近思うようになったのは、こういう物語を読むようになったからだろうか。

恋いちもんめ (幻冬舎文庫) Book 恋いちもんめ (幻冬舎文庫)

著者:宇江佐 真理
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年10月11日 (火)

無事、これ名馬 2011年7月12日読了

「春風ぞ吹く」の主人公、村椿五郎太の息子の話。

口こそ達者なんだけど、泣き虫の彼は、

たまたま目にした火消しの親分に「男の道」を学びに行く。

7歳の太郎左衛門とリタイア世代の親分のユーモラスであったかい関係がいい。

彼らを取り巻く人間模様も、なかなか濃い。

前読んだ本に、「お年よりは過去、子どもは未来」という言葉が出てくる。

今は核家族化でお年寄りと子どもが全く別の世界で生きているけれど、

昔は、若者が働く間、子どもたちに世界を教えたのはお年寄りたちだった。

学童保育とかでお年寄りが子どもたちを見守るなんていうシステムが始まってて、いいなあと思う。

なんだかんだ時代は進んでも、本当に大切なもの、って変わらないと思うし、それを子どもたちにゆっくり、じんわり教えていくって、自分たちのことで精一杯の「大人」には難しい。

それができるのが、リタイアしたお年寄りたちなんだと思う。

それぞれの世代が本当の意味で一緒に暮らしていられたら、それぞれがそれぞれのの立場をまっとうして、またそれぞれの味わいを深められる社会になるんだろうなぁと思う。

無事、これ名馬 (新潮文庫) Book 無事、これ名馬 (新潮文庫)

著者:宇江佐 真理
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年10月10日 (月)

鬼女の花摘み 御宿かわせみ 2011年7月12日読了

シリーズものらしいが、それぞれ1話完結なので読みやすい。

殺人事件あり、推理あり・・・ それぞれが今と変わらぬ人間のさがを表している。

まあ、江戸ものとは言え現代に書かれた話だから、 世相を反映して書いたとも言えるんだろうけれど・・・

事件全てが解決を迎える訳でもなく、 いろんな事情でうやむやになってしまうこともあるんだけど、

なんだか、そういうところも言わば粋、なのかなーと思う。

江戸ものは頭の中でプチトリップができるから好きです。

鬼女の花摘み 御宿かわせみ(30) (文春文庫) Book 鬼女の花摘み 御宿かわせみ(30) (文春文庫)

著者:平岩 弓枝
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年10月 8日 (土)

春風ぞ吹く 2011年7月12日読了

のんびりものの先祖のDNAを受け継いだ村椿五郎太は、

剣も学業もいまひとつ。

心を寄せる紀乃と祝言をあげるためには、

難関試験を突破して、役人にならなければならない!

手紙を代筆するバイトをしながら勉学に励む五郎太の周りは、

悲喜こもごも。

大小の事件を経験しながら少しずつ人生の経験値を上げていく五郎太は、果たして恋と勉学両方を成就させる事ができるのか・・・

さらっと読める時代物。

だけど、出てくる人達が味があってなかなか面白い。

何かに一生懸命になるっていいなと思う。

春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る (新潮文庫) Book 春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る (新潮文庫)

著者:宇江佐 真理
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年9月13日 (火)

あやめ横丁の人々 2011年6月19日読了

祝言の夜。

さらわれた花嫁の恋人を一刀両断に切り捨てた慎之介は、

その後恋人を追って自殺した花嫁の一家に命を狙われる。

命からがら逃げ延びた慎之介は、

「あやめ横丁」という奇妙な通りに匿われることになる。

あやめ横丁にすむ人々と、この通りのヒミツとは・・・



正直に真面目に暮らしていても、

ある時突然、人の道を外れるような狂気への扉が開くのは、

運が悪いのか、それともそれが運命なのか。

そうして犯した一度の過ちが、

後の人生にどれほどの影響を与えるものだろう。

慎之介が寺子屋の師匠として教える子どもたちは、

そんな中で育ちつつも、周りの大人の過去に縛られない、

輝かしい「未来」の種でもある。



どんな過去があろうとも、

それによってどんな生活を強いられようと、

新しい場所で土台を築き、

少し変でも、優しく、あったかく暮らすあやめ横丁の人々に、

不思議な元気をもらった。

あやめ横丁の人々 (講談社文庫) Book あやめ横丁の人々 (講談社文庫)

著者:宇江佐 真理
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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