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カテゴリー「本(読み応えのある物語系)」の8件の記事

2011年11月17日 (木)

星の輝き 2011年8月9日読了

シドニィ・シェルダンって男の人だったのね。

この本を読むまで知りませんでした^^;

不遇な生い立ちながら生まれ持った美しさと才覚で、

アメリカの不動産王になるララの話。

女性ながら不動産王になる道程は簡単ではないのだけど、

彼女の強い意志で、たくさんの人を魅了してのし上がっていく。

彼女の周りで起きる事故に見せかけた数々の殺人の犯人は、

意外といえば意外、でも、なんかさらっと終わってしまう。

大どんでん返し、とまではいかないかな。

それより、彼女の不動産の手に入れ方が面白い。

自分の手持ちで足りない部分を不動産の持ち主自身に借りる・・・?

それをどうやって返すのかを説明するんだけど、

ちょっとむつかしくてわかんなかった^^;

不動産はどうやって他人のお金を使うかにかかっているらしい。

つまり、相手を納得させて財布の紐をゆるめさせる頭が大事ってこと。

彼女も実際、ほとんどお金がない状態からスターダムを駆け上がる。

フィクションとはいえ、こういうやり方が不動産大国アメリカで結構あったんじゃないかな・・・

だからこそ、この間の大不況が起こったんだろうけど^^;

「明け方の夢」の方が面白かったな!

でも、これも面白かった。

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シドニィ シェルダン 著 アカデミー出版

明け方の夢〈上〉
Book
明け方の夢〈上〉
著者 シドニィ シェルダン
販売元 アカデミー出版
定価(税込)

¥ 670

2011年11月12日 (土)

パーフェクトブルー 2011年7月31日読了

家出少年を探す探偵社。

そつなく少年を見つけ事件解決と思いきや、

偶然殺人事件を目撃、被害者は少年の兄だった・・・

探偵社の飼い犬・マサと、

物語に関る男、大手製薬会社の閑職につく木原の2つの視点で交互に語られる物語。

冒頭の殺人事件と、大手製薬会社がどうつながるのかが面白い。

最初は接点の無かった二つの物語が、一人の男の名でつながったときが、鳥肌モノ!

宮部さんの最初の作品らしいです。

デビュー作、ってことだよね?

すごいな。

パーフェクト・ブルー (創元推理文庫) Book パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)

著者:宮部 みゆき
販売元:東京創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年10月 6日 (木)

エキスペリエンツ7 団塊の7人 2011年6月28日読了

団塊世代の7人が、

不況の波に襲われる商店街再生のために立ち上がる・・・という話。

日経ビジネスに連載されていただけあって、

銀行の統合、エコマネー、地上げやら、財閥やら、

いろんなことが詳しく、現実味を帯びて書かれている。

ので、経済に疎い私にはちょっと分からないこともあった。

けど、物語を通して少しは理解できた・・・はず。

仕事を通して縁をつないできた団塊の世代の人々が、

今度は夢を縁にして団結し、

自分たちの専門と知識を駆使して活躍する姿は、

これからの日本の希望とも言えると思う。

作中に、

「今迄は若者の嗜好に沿おうとへつらっていたけれど、

これからは若者にやらせ、私たちの意向を聞いてもらうスタイルにしたい」

というようなくだりがあった。

広告業界が若い女性向けに大量のアプローチをかけていたが、

今は、大人の女性、男性へ向けた広告も増えている。

欲を言えば、

若者だけ、大人だけ、という一つの価値観だけでなく、

これからどんどん増えていく団塊の高齢者にも、

未来を担う子どもたちにもさまざまで健全な考え方や価値観が拡がればいいなと思う。

少し前までは年を取ったらおしまい、という感じであったけれど、

それは周りが言うことで、

自分がそうじゃない!と思えばそうじゃない。

それは外見じゃなくて、中身の話。

見た目を繕うんじゃなくて、内面を充実させ、

それまで自分の誇れる道を歩んできたならば、

これからも胸をはって生きればいい。

私も将来、そして今からでも胸はって生きられるように、

いろいろ踏み出さなくちゃな。

エキスペリエンツ7 団塊の7人 Book エキスペリエンツ7 団塊の7人

著者:堺屋 太一
販売元:日本経済新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年9月23日 (金)

ゴッホ殺人事件 2011年6月21日読了

自殺した母が預けていた謎のリスト。

ゴッホの未発表の作品群とされたこのリストから、

ゴッホの死の謎が明らかになる・・・?

100年前の「殺人」事件と、

現代の連続殺人事件が絡まりあって、

数々の推理が交錯する・・・

というミステリー。


ゴッホが自殺ではなく、実は弟に撃たれたことで死んだ、

という説で、実際の書簡を元に推測をしていくところが面白い。

ネオ・ナチを追うイスラエル集団、モサドや、

パリの画商や絵の修復等の美術関係、

日本の美術雑誌のことなど、

本当かどうかは分からないけれど、

リアルで、論理的で、雑学的にも興味深い。

会話中心で臨場感に溢れ、

しかも見所を随所に配置した緩急のある展開が、

上下巻セットの長編を飽きさせずに読ませる。

最後の方はどんでん返しではあるものの、ちょっと軽かったけど、

途中感じたいくつかの衝撃はどすんときまっせ。

著者は他にも美術系のミステリー、

それから東北の昔のことを書いた物語も出しているらしい。

新たなお気に入りができた予感です。

ゴッホ殺人事件〈上〉 (講談社文庫)
Book
ゴッホ殺人事件〈上〉 (講談社文庫)
著者 高橋 克彦
販売元 講談社
定価(税込) ¥ 700

2011年6月14日 (火)

不思議な少年44号 2011年1月21日読了

1490年、オーストリア。

盲目的な信仰が跋扈するある村に忘れ去られた城がある。

そこでひそかに操業する、印刷会社に、

「44号」という風変わりな自分の名前以外の記憶を忘れた少年が現れる・・・

という話。

かつてそのエピローグとプロローグが意図的に摩り替えられ、
内容も偽の作者の意向によって巧妙に書き換えられて、
マーク・トウェインの遺作として長らく発表されていたという経緯のあるこの物語、
研究の成果によって、これが真作という版の翻訳版を読んだ。

意味が分からん・・・

話が飛んでる??

と思いつつ、読破してしまった。

作者が推敲もしないまま他界してしまったために、
作品としては未完成らしい。
が、意味は分からないんだけど、最後まで読ませる力がある。

妄信的で、無知なのに高慢な人々の、
鼻につくくらいの品のなさ。
でも、こういう人いるわ、あたしもこんな感じだったり?
というリアルな人間らしい感じ。

その中に放り込まれる、純真な少年が、その清らかさのために周りの人に疑われ、いじめられるとこも痛いくらい分かる。
それから、自分の得たいと思っているものを得たのに、逆に疑心暗鬼になって、その奇跡を起こした存在を憎み、最終的に身を滅ぼしていく人の愚かさ。
そんな感じで、一つ一つ、ふんふん、と思いながら読み進んでいくんだけども、
そのうち、純真な少年44号が無邪気な残酷さを見せたりしてくると、
あれ?あれれ?と頭が混乱してくる。

44号は、「神様」みたいなもんかと思う。
人が、あるときは嘆いたり、あるときは喜ぶ事柄が、
実は常にニュートラルなもので、単に人が意味づけをしているにすぎない、ということを体現しているような。
奇跡的な力を持ち、物事をあるがままに受け止め、一つのことにこだわらず、それがゆえにとりとめなく一つのことから他の事へ映っていくというような・・・

でも、最後の最後にどんでん返し。
一生懸命考えながら、意味づけをしながら読んでいるあたしを、
どーんと突き放すラスト。

あ、そうか・・・
究極的に言うと、結局そこに納まるんだね。
という。

ぽかーんとしてしまった。

始めと終わりが、他の人に摩り替えられる理由も分かる。
当時、こんなこと書いて世間に発表したら、それこそただじゃ済まないだろう。

昔々の人が書いた話なのに、
今、そしてこれから読む人たちにも超然と挑みかかってくるようだ。
で、絶対勝てないと思った。
すごいな、マーク・トウェイン。

トウェイン完訳コレクション  不思議な少年44号 (角川文庫) Book トウェイン完訳コレクション 不思議な少年44号 (角川文庫)

著者:マーク・トウェイン
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2010/08/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年6月 7日 (火)

猫を抱いて象と泳ぐ 2011年1月13日読了

唇に脛毛の生えた男、リトル・アリョーヒン。

盤上の詩人とうたわれたアリョーヒンの名を冠した彼の

チェスの記録はほとんど残っていない。

表舞台に現れず、

ひたすら「盤下」の詩人に徹した彼の生涯とは・・・

「博士の愛した公式(数式だっけ?)」

の作者の本。

上記の本もそうだけれど、

記憶や、命、つながり等を失う中での輝きであるとか、

そこでかえって得ていくものについて丁寧に書いている人だなあと思う。

失う事がいいことである、とか悪いことである、

というような一元的な見方ではなく、

あくまでそこから生まれてくる事柄や心情などを、

まるで近くでつぶさに観察してそのまま書いたような

静かな静かな文章。

それなのに、ぐうっと引き込む力の強さ、底の深さと魅力。

あっという間に読んでしまいました。

そして、読んだ後、しばらく言葉が出てきませんでした。

口から飛び出す言葉より、物語中の沈黙のなんと雄弁なこと!

あたしって、普段どんなにおしゃべりなんだと思いました。

しんとして、きれいで、そこはかとなくファンタジックな香りの漂う物語です。

猫を抱いて象と泳ぐ Book 猫を抱いて象と泳ぐ

著者:小川 洋子
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する


2011年6月 6日 (月)

スカイ・クロラ

遺伝子操作の過程で生まれた永遠の子供達・キルドレ。

成長が止まったまま永遠に若く、永遠に生きる彼らは、

「戦争を知らぬ」大人達によって、

戦争に利用されている。

戦死するしか、人生を終わりにする方法がない彼ら。

昨日もなく、明日もない持続性のない永遠の時間の中で、

彼らは戦い、死ぬまで生きる・・・

静謐な文章。

登場人物たちのこと、

設定、すべてが詳しく書かれぬまま物語りは進み、終わる。

こういう物語もあるんだな。

限られた人生の時、

生まれてから死に向かって老いていく宿命を背負ったことの、

幸せと不幸せについて考えた。

さらりとは読めるんだけども、そのあとなんだかずしんときます。

スカイ・クロラ Book スカイ・クロラ

著者:森 博嗣
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年3月 2日 (水)

少年曲馬団

初めて読んだ、花村萬月さんの本。

彼の自伝的作品らしい。

どういう作品を書いている人なんだろうなと興味がわく。

主人公は小学校1年生のいさく。

入学したての頃から登校拒否の彼が経験する世界は、

生と死、

愛と暴力、

憐れみと憎しみ、

美しさと醜さ、

とにかくいろんな対極がごっちゃり。

これだけ濃い少年時代、なかなかないんじゃないだろうか。

彼の経験することごとはかなりシビアであるし、

麗しいというより生々しい彼の成長の軌跡なのだけれど、

あくまで淡々としていて、そこはかとないユーモアがある。

引きずり込まれてしまいそうなどろどろとしたなにかを感じるのだけど、

それを補って余りある魅力。

これに続く「百万遍」という本があるらしい。


読んでみたい。

少年曲馬団 Book 少年曲馬団

著者:花村 萬月
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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